鹿ノ谷駅 (石勝線)

◆古い駅舎の鹿ノ谷駅

清水沢駅を出て、次の鹿ノ谷駅に向かった。炭鉱の町として栄えた夕張だが、石炭の衰退と同時に町も寂れていった。そして、観光産業に路線変更するもバブルの崩壊でどん底に落ちた町として、全国に知られている。

どういう風な町なのかこれからまもなく中心地に向かうが、その手前にあったのが鹿ノ谷駅だった。駅周辺は、緑に囲まれ、バブルらしき跡も無さそうだ。しいて言えば、人影も少ない森の中に向けて歩道橋が通っているようだ。森の中に人家があるかどうかはここからは見えない。というか森しか見えていないのだった。

駅舎はかなり古いようで、夕張線の各駅に共通した造りのように思える駅舎のようだ。しかし古いといっても歴史を感じさせるほどのものでもなく、ただ単に古いだけのもののように感じる。ホームは1面1線の棒線駅だが、かつては石炭を運ぶための貨物線や側線があったと思われるほどかなりほどかなり広そうだ。今は草の中に埋もれてしまって見る影も無いようなのだが、蒸気機関車の足音が聞こえてきそうな気がしたのであった。

 

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