石勝線と室蘭本線が交差する追分駅

◆石勝線と室蘭本線が交差する追分駅

特急列車の交換が会った東追分駅を出て、次の追分駅に向かった。田園地帯を通り抜けると少し街のようなところがあり、国道235号線と合流した。そして、その近くに追分駅はあった。駅周辺は、拓けたところで賑わいを見せている。駅舎も立派なようだ。ここ追分駅は石勝線と室蘭本線が交差する鉄道の要所である。がしかし、石勝線はメインルート上にあるが、室蘭本線は、苫小牧を過ぎると一気にローカル線になる、そしてこの先の岩見沢までは、単線非電化路線になるようでとても寂しい路線だ。

追分駅は特急列車も停車する駅だが、すべての特急が停車する駅ではない。かつては夕張からの石炭を運ぶための重要な役目もあったが、現在はその石炭の運行も無くなり、かなり寂しくなったそうだ。駅構内はかつての賑わいも無く、ただ広いばかりの貨物ヤードが取り残されているといった感じがした。

もちろんJR職員もいるのだが、出札口に誰もいないので、少しホームに出てみた。1番線には、石勝線を走る普通車両のキハ52が停車している。大きなエンジン音は、アイドリング状態でもかなりうるさいのだが、これがまた電車には無い魅力なのだ。それとほのかなディーゼルの排ガスの匂いは、気動車ファンには、たまらない魅力なのだ。