沼ノ沢駅 (石勝線)
◆レストランと同居している沼ノ沢駅
新夕張駅をあとに、一旦石勝線本線と別れ、支線の夕張線を夕張駅まで行くことにした。財政破綻の市として、また夕張メロンの産地として、また、映画「幸せの黄色いハンカチ」の舞台として、夕張はとても有名だ。日本人なら知らない人は居ないと思う。その夕張市内にもう入ってきている。沼ノ沢駅はそんな夕張への入り口のようなところだ。駅前に着いて、辺りを見渡すと、商店が何軒かあるのだがほとんど閉まっているようだ。ここだけを見てもなんだか、不景気な街のような雰囲気だ。
さて沼ノ沢駅だが、レストランと同居しているようで、駅舎の半分をレストランが使用している。駅舎内に入ると、料理するいい匂いが漏れてきて腹がグーっとなってしまった。ここの駅で列車を待つ人は、いい匂いに誘われレストランで食事するのだろう。筆者も思わずここで食事をしようと思ったが、買い置きのパンの消費期限が1日切れているので早く食べないといけない。レストランで食事すると捨てなくてはならない。ここは、忍耐で乗り切って、買い置きのパンを昼食にすることにした。ビンボー旅行だから何事にも精進しなくてはならないのだった。
しばらくすると夕張方面から単行気動車がやってた。1日数本の運行しかない夕張線は列車に出会う確立も低い。走っている夕張線の列車には、もう出会えないだろう。
スポンサードリンク
Copyright (C) 2007 北海道の駅へ遊びに行こう! All rights reserved.